2月28日、青山・石山記念ホールにて神戸大学経営学研究科 松尾睦先生による第2回「経験学習実践塾」が行われました。「経験学習実践塾」は、2012年HRアワードを受賞した『職場が生きる人が育つ「経験学習」入門』(ダイヤモンド社)の著者であり、経験学習研究の第一人者である松尾先生から、直接「経験学習」理論に関する知見を学び、自社の課題に即した経験学習実践をプランニングし導入、課題解決を図ることを目指すアクションラーニング型の講座です。

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まずは、前田建設工業の福山雅則さまによる事例発表です。前田建設工業では、新人~5年目までの若手社員育成を、直属の上司や先輩によるOJT教育によって行ってきました。しかし、現場の多忙化によりトレーニーが放置されてしまったり、教育内容が現場の実態に合わないといったこともあり、その実態は半年に1度、OJT実施評価表を記入するだけ、という形骸化したものになっていました。

 こうした管理型OJT教育の限界に直面し、OJTの本質に立ち返って始められたのが、「OJTルネッサンス」です。「OJTは日常のコミュニケーション」であり、「OJTは職場の風土をつくる重要な役割」を帯びた活動であると再認識したうえで、仕事経験を通して学ぶ「経験学習」こそがOJTと定義。自ら「経験学習サイクル」を回す力を養うことを目的とした自立型OJT教育制度を導入しました。

「経験学習」をOJT教育制度に取り入れることで、どのような変化があったのか、参加者は事例を参考にディスカッションすることで、理解を深めました。

 続いて、参加者が各社で取り組んでいるアクションについての発表を行いました。「新入社員研修のカリキュラムを策定する」「新入社員トレーナー研修の企画実施」「マネジャー向けに新たなリーダーシップ研修を企画運営する」など、各社の取り組みについて話し、実施内容や課題について真剣なディスカッションが行われました。

最後は、第3回に向け、各社の「次のアクション」を発表し、講座終了です。

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 講座終了後のネットワークパーティーでは、今回は、焼酎バーと共に、おでんやお蕎麦が並び、居酒屋風のおもてなし。第1回よりも参加者同士、打ち解けた様子でリラックスして会話を楽しんでいました。次回は最終回。参加者たちはアクションプランを実施し、成果を出すことができるでしょうか。