6月10日、11日の2日間に渡って「WPLを活用したワークショップファシリテーター
養成講座」を行いました。
WPLは職場に学びの風土があるかどうかを診断するシステムですが、このWPLを
活用して効果的に組織開発、人材開発を行うことができるワークショッププログラム
「WPL」対話型ワークショップです。
本講座は、現場の学び診断システムWPLを活用し、「対話(ダイアローグ)」を通じた
組織開発、人材開発を促進する、ワークショップファシリテーターを養成するための
集中講座です。
1日目はWPLとWPL対話型ワークショップについて学ぶ半日講座です。
WPLの開発に尽力し、WPLの普及に情熱を注ぐ弊社の人材開発編集部部長
永田が講師となって
・WPLの基本コンセプト
・診断フィードバックの読み取り方
・フィードバックシートの使い方 ……などをしっかりとレクチャー!
WPL対話型ワークショップを開催するためには、まずWPLのコンセプトについて
きちんと理解していただく必要があるからです。
「現場の学び」(WorkPlace Learning)は、企業内人材育成において比較的新しい
概念なのですが、さすが皆さま人材育成に携わっているだけあって、飲み込みも
早く、鋭いご質問に講師もたじたじ…という場面も。
その後、対話型ワークショップの説明があり、レゴを使ったワークショップ体験、ファシリテーションについての解説などが行われました。
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2日目は、公認インストラクター、㈱アダットの生方 正也氏を講師に迎え、
実践的なファシリテーションスキルを学びます───。
アイスブレークの後、朝一番に行われたのは前日を振り返る対話型
ワークショップ。
「WPL対話型ワークショップとは何か」という問いに対し、最終的に
・「愛とうながし」
・「刺激とひらめき」 ………というキーワードが浮かび上がりました↓
さて、その後はファシリテーションの実践的技術を学ぶための、ワークショップロールプレイが延々と続きます。これでもかこれでもかとワークショップをくり返す様子はさながらファシリテーション道場。
ファシリテーターが直面する場面を再現し、参加者は交替でファシリテーターを務めながら、効果的なワークショップをファシリテートするための注意点、陥りやすい展開、ファシリテーターが介入するためのポイントなど、ファシリテーションスキルを磨いていきます。どれも実践の中でしか学べないスキルばかり。
この養成講座にはテキストとして分厚い『WPLファシリテーターズマニュアル』が用意されていますが、効果的なファシリテーションに必要な技術の核心部分は言葉で表せません。
特に「対話」を通して気づきを引き出すためのファシリテーションは、場の見極めが難しく、実際に体験する中でしか学べない貴重なスキルと言えます。
2日間に渡って開催された「ワークショップファシリテーター養成講座」。
参加者の方々は本当にお疲れ様でした!
下記に、参加者の方々から頂いたコメントの一部をご紹介いたします。
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・WPLを社内の研修に活用し、内製化していく予定です。
・今後、社内のマネージャー研修で展開し、実務に活かしていきたいと思います。
・ファシリテーションを実施するための心構えと取り組み内容が理解できました。
・WPLは、非常に素晴らしい設計内容だと思います。また、講師の方は淡々としているなかにもポイントを押さえていて大変よかったです。
・多くの気づきをいただきました。ありがとうございました!
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次回の「WPLを活用したワークショップファシリテーター養成講座」は、
2010年9月9日、10日の2日間を予定しております。 https://jinzai.diamond.ne.jp/item_detail.command?item_cd=SEMNAR0035&category_cd=
皆さまのご参加をお待ちしております!!