11月29日、青山TEPIAホールにて松尾睦・神戸大学大学院経営学研究科教授による講演&ワークショップが行われました。テーマは、「OJTの実践知 ~育て上手の指導方法~」。さまざまな企業の人事育成担当者の方々41名にご参加いただきました。
                 
まずは松尾先生によるご講演から。 
日本能率協会の調査によると、人材育成についての課題は、2006年以降、日本企業の経営課題として常に上位3位内にランクインしているといいます。特に大きな課題となっているのが「管理職の力不足」。参加者からも、「新人に対しては研修などを行っていて手厚いが、その後の育成が手薄になり、一人前、中堅の育成ができていない」という課題がある、という意見がありました。

では、管理職、マネジャーを育成するにはどうすればいいのでしょうか───

「他人の育成を手がけないかぎり、自分の能力を向上させることはできない」というドラッカーの言葉もあるように、マネジャーの成長に欠かせないのが、「部下を育成した経験」です。「部下育成」がマネジャーの成長に不可欠だといっても、誰もがうまく「部下育成」ができるというわけではありません。

では、部下育成に長けた「育て上手」はどのようにして部下育成を行っているのでしょうか。松尾先生から、22社715名に対して行ったOJTについての調査研究結果を元に「育て上手」の指導方法を解明。「育て上手」が、経験から学ぶ「経験学習」理論に沿って適切な指導を行っていることを詳しく解説していただきました。

なお、「経験学習」理論については、HRアワード書籍部門にて最優秀賞に輝いた松尾先生のご著書『職場が生きる人が育つ「経験学習」入門』(ダイヤモンド社)をご参照ください。

 その後のワークショップでは、事前に受検していたDLL(OJT診断システム)の結果を元に、参加者自ら指導方法についてリフレクションを行い、エピソードを共有。発表の時間には、さまざまな職場のエピソード、事例が挙げられました。最後には、各自、マイセオリーへの落とし込みを行いました。参加者の方々には「育て上手の指導方法」や「経験学習」について、そして「OJTトレーナー」育成のイメージを理解していただけたのではないでしょうか。
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「経験学習については理解できるが、それをどのように現場で実践すればいいのかわかない」「『経験学習理論』を組織内で活用し、若手、中堅の育成につなげたい」といった声にお応えし、来年1月より、松尾先生による「経験学習実践塾」が開催されることになりました。

本塾は自社で「経験学習」を導入し、定着、活用していただくことを目的としたアクションラーニング型のプログラムです。対象は、1社2名以上の参加を基本として、人材育成・人材開発部門のマネジャー、実務担当者、事業部門などで人材育成を担当している方々です。松尾先生の下、実践を交えてじっくりと学んでいただけるよう、少人数制の開催となります。「経験学習」を松尾先生と共に、現場に導入し、職場の育成課題の解決を図ることができる貴重な機会となりますので、ぜひご参加ください。

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「経験学習実践塾」概要
 【開催日時】 1回目  2013年1月28日(月)13:00~17:00  
          2回目  2013年2月28日(木)13:00~17:00
          3回目  2013年3月28日(木)13:00~17:00

 【会   場】 ダイヤモンド社「石山記念ホール」(渋谷)
 【募集対象】 人材育成部門・人材開発部門のマネジャー、実務担当者、事業部
          門などで人材育成を担当している方々
 【形   式】 ワークショップ形式(グループディスカッションあり)
 【定   員】 10社(限定)1社2名様を基本とし、20名(1社1名様でも受講可能)
 【受  講   費】  1社2名様参加 157,500円(税込/1社)
             (1社1名様参加 105,000円/1社)
 【主   催】 株式会社ダイヤモンド社

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