7月17日(木)、研修開発ラボ第1期が開講しました。研修開発ラボとは、企業内で研修を企画・立案し、自社にもっともフィットした研修を企画・実施・評価していく人のための入門書『研修開発入門』(東京大学大学総合教育研究センター準教授 中原淳著・ダイヤモンド社刊)に基づき、各企業の人事担当者、教育担当者様が自社の経営上の課題を踏まえて研修、開発、実施、評価できるようになるための学びの場。著者である中原淳氏監修の2日間の特別講座です。講師は研修講師としての経験豊富なラーンウェル代表 関根雅泰氏と、鈴木英智佳氏。

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研修開発ラボ2日目は、1日目に引き続き「研修設計」について。まずは前日からの宿題を踏まえ、研修の全体像の設計方法を学びます。研修設計「7つの原理」を押さえつつ、どのように研修を組み立てていくのかを考えていきました。また、研修設計時のアイディアを共有する時間では、さすが研修開発担当者として経験豊富な方々ばかり。秀逸なアイディアがたくさん集まりました。

午後は午前中に学んだ研修設計の基本を押さえつつ、実際に研修のスケジュールを立て、「ラボ」ならではの実験セッションを行いました。普段、研修開発の仕事をしている研修開発担当者が、自分の仕事を他の研修開発担当者に見せ、フィードバックをもらえるという、とても貴重な機会となりました。

クロージングでは中原先生が登場。研修設計「7つの原理」のうち、特に大切にしたい3点を、事例を交えて詳しく解説。すぐにでも取り入れたくなるような、研修事例がいっぱいで、参加者は熱心にメモを取っていました。

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PIC_0173_Rラボ終了後は、研修室がそのまま懇親会の会場に。創作料理ユニット「つむぎや」さんによる「デビュー」をイメージしたお料理の数々が並び、中原先生も交えた交流会がスタート。ビールやワインを片手に、仕事のこと、この2日間のこと、様々な話で盛り上がりました。

2日間の研修開発ラボを終えて、参加者の方々からは、「今までは運営のほうばかりに目が行っていましたが、まずは研修の目的からきちんと精査してやっていきたい」「これから行う研修を、ぜひ『7つの原理』に則った形で設計してみたいと思う」など、研修開発ラボで得たものを早く職場で実践したい、といった感想が寄せられました。また、「グループ分けからお弁当に至るまで、細かな気遣いが感じられて、この研修自体のデザインにも感激しました」との声も。

PIC_0160_R会場には『研修開発入門』をはじめ、研修開発の参考となる本や、様々な研修ツールを紹介するコーナーもあり、お弁当も参加者が楽しめる工夫がこらし、あらゆる角度から研修開発のアイディアが得られるセミナーとなりました。


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研修を単なる研修からいかに「経営に資する研修にするか」を突き詰めて考え学ぶ特別な2日間。次回は10月16日(木)~17日(金)に開講予定。「2回目に同じ部署の別の研修開発者を送り込みたい」という方もいらっしゃいましたので、ぜひお早目にお申込みください。