2回目の「WPL」対話型ワークショップ疑似体験セミナーが終わりました。
レイソル永田が報告します。

その前に。
WPLと はなにか。

ワークプレイス・ラーニングの頭文字をとって名づけたこの商品、
職場に学びの風土があるかどうかを診断するシステムです。

東京大学大学総合教育研究センター中原淳准教授、
神戸大学大学院経営学研究科 松尾睦教授と、
ダイ ヤモンド社による共同研究を基に、
約3年の開発期間を経て、
昨年秋から販売を開始しました。

見えにくかった現場における人材の成長と学びの環境を「見える化」し、
現状と課題を明確化。
さらに、これらを適切にマネジメントす ることにより、
現場の学び力を向上させ、人材の成長を促進することがWPLの狙いです。

WPLでは診断結果をふまえたワーク ショップを実施することを推奨しています。
若手社員・職場長が日々の職場のあり方、自分のあり方をリフレクション(内省)し、
変革につな げるためのワークショップでは、
レゴを使って自分の考えやイメージを外化することで、
対話を深めるきっかけとしています。

今 回のセミナーでは、
その対話型ワークショップを体験してもらいました。

★     ★     ★

まずは受講後の参加者の声をご紹介しましょう。

◆レゴの体験に対しては懐疑的だったが、組み立てていくうちにとても重要な気づきを得ることができた。
またそれは、自分自身のパターンであ ることに気づいた。
◆グループでの対話が面白く、ためになりました
◆講師の押し付けではなく、参加者からの指摘のほうが腑に落ちる。
◆ ダイアローグをスムーズに進める手法はとても良いと感じた。
◆定量化できるのは、変化(成長)測定に有益。

ワークショップは5人を1グループとして進められます。
その中の1人が診断結果から思い当たる自分の経験を語り、
語られたことに対 して他の参加者が多様な視点から質問が投げかけられます。

また最後に「現在の職場の状態」と「1年後の職場の状態」をレゴブロックで作り、
メンバーに語るセッションがあります。

人が頭の中にもっている考えは他人には見えません。
しかしレゴを作ることにより発表者は自分が考えていることや感じていることを、
何 らかのものとしてアウトプットすることができます。
形として示されれば考えは他者にも共有可能となり、
他者はそれに対してコメントや問い かけができます。

また他人に自分の経験や考えを語るということは、
自分の話が他者に伝わるように、
他者が理解しやすいように語る必要に迫られ、
そ のために様々な概念整理が行われます。
自らをメタな視点から振り返る必要に迫られるのです。

WPLワークショップには診断結果による数字のフィードバック、
レゴブロックによる自分の意識の外化など、
リフレクション(内省) をパワフルにするための様々な仕掛けが施されています。

以下は実際に参加者が作成した作品です。

現在の職場のイメー ジ、10年後の職場のイメージを形にしました

 

このレゴ作品を見ながら、
他のメンバーは様々な問いかけをします。

「何故、ここには赤いブロックが使われているの?」
「なんで、現状には職場のメンバーがいないの?」
「何故、この人形は後ろを向い ているの?」

そして現状と1年後を繋ぐための方策もメンバー間で話し合われます。

その過程で様々な「気づき」を得ていただき、
行動や思考を変えるきっかけをつかんでもらうことが最終的な目的です。

反省点は
◆アセスメントを組織と活用していくところがイメージしにくかった。
◆ダイアローグのベストモデルなどをもう少し説明して もらいたかった。
◆職場でのリフレクションについてもっと知りたかった
などの意見をいただいたこと。

要はまだまだWPLの良さを伝え切れていないということだと思います。
さらに工夫を凝らさねば。

WPLの良さをもっとイキイキと伝えるためには、
どうしても事例が必要になるようです。